当院の治療手技は「指圧」です。
指圧って、どんなイメージでしょうか?
「グイグイ押すんだよね?」
「なんか痛そう」
「温泉旅館にあるマッサージ的な?」
"全部" 違います。
指圧は「痛くない」です。
指圧は「グイグイ」押しません。
指圧は「リラクゼーション目的」ではありません。
ほんとうの指圧は
・柔らかな圧
・それでいて深い圧
・治療の手技
押す以外にも、骨格矯正や運動操作、叩打法(ぶったたいたりしません。笑)など、様々な技があります。
それらも含めて、指圧という手技なのです。
指圧は、手技としての効果効能が国に認められ、国家資格名に採用されています。
→あんまマッサージ指圧師(国家資格)..
指圧の基本中の基本として「押圧法」という技術があります。
様々な型を使いこなすために必要な土台です。
これができていないと “指圧とは呼べない” くらい大事な基礎。
※押圧法ができていない指圧は、ラケットの握り方が分からないままテニスしているようなものです。
この基礎中の基礎の技術である押圧法ができていないと “ほんとうの指圧” ではありません。
ほんとうの指圧は、痛くないんです。
人体の急所であるお腹の指圧ができるのも、痛くなく深い圧を加えられる押圧法があるから。
ほんとうの指圧は、凄いんです。
このところ、首や肩、腕の痛みの患者様が続いています。
たまたまかもしれませんが、
続くコロナ禍でリモートワークや隠れストレスの影響があるのではないかと思っています。
今回の症例の患者様は症状が軽い方です。
「首の痛み、肩こり」
他にもいくつか症状がありますが、メインはこの2つ。
初回の施術で改善して、自覚症状はなくなりました。
患者様が驚かれたのは「首、肩を触れていないのに、首の痛みがなくなった」ことでした。
痛いところに触れていないのに痛みが改善すると、多くの方は驚かれます。
そして僕も、マスクの下でほんの少しだけドヤ顔になります。笑
でも実はこれ、痛いところに触れずに治そうとしているわけではなくて、身体の軸を整えたら結果的に痛みが改善した。のです。※たいていは普通に首肩に触れて施術します。
それだけ、身体の軸の歪みが、痛みや不調の原因になっているケースが多いのだと思います。
当院では、症状がなんであれ、ほとんどの場合は、身体の軸を整える施術から行います。
それが結果的に、最短で改善に向かうと考えているからです。
回旋筋腱板断裂で、肩の動きに制限が出ていた患者様の症例です。(他にも脊柱管狭窄症も診断あり)
両腕でバンザイはできるのですが、
・手が頭の後ろに回らないので、頭が洗えない。
・お箸やスプーンなどで、食べ物を口に運べない。
典型的な症状がみられ、日常生活に支障がでていました。
脊柱管狭窄症の治療を優先して何度か施術するうちに、身体の軸が整い、肩の痛みも軽減していましたが、腕の上がりは悪いまま。
脊柱管狭窄症の症状はだいぶ良くなってきたので、肩の治療をスタートしました。
そして一度目の施術で、腕が軽くなった!と実感があり。
ギリギリ頭の後ろに手が届いて、反対の手で補助しなくても、口元に手を運べるようになりました。
次の治療までに症状がまた悪化しないよう、大切なポイントをお伝えして終了しました。
痛みが良くなって患者様が喜んでくださると、本当にこの仕事しててよかったな〜と思います。
【治療するなら早い方がいい】
営業色の強い言葉に思うかもしれませんが、実はこれ100%患者様の側に立った考え方なのです。
なぜなら
治療院としては “症状の重い患者の方が来院回数を増やせる” から。
重い症状であるほど、治療に必要な時間と回数は増えていきます。当然、費用も嵩みます。
特に治療初期の段階は、悪化している状態を上向きに変えるため、短期間で何度も治療を受ける必要があります。(反転期)
そうして上向きになった身体を良い状態まで上げていくために、初めより少し期間を空けて治療をしていきます。(回復期)
(※上向きになった状態は、少し期間を空けてもすぐに下向きになりません。)
そして、良い状態になった身体を維持していくために、さらに期間を空けて治療していきます。(メンテナンス期)
この場合、治療初期に多く治療回数が必要になるので
全体の治療期間が長く、費用総額も高くなってしまいます。
一方、軽症の場合は
状態がそれほど下向きになる前であれば、(回復期)または(メンテナンス期)からのスタートになるので
治療回数、期間もはるかに少なく済みます。もちろん、費用も。
.
つまり…
何らかの症状があるなら
「治療するなら早い方がいい」
ということになるのです。
血流良くなるから治るんじゃないの?
というイメージがあるみたいです。
はい、正解です。笑
ですが、血流の促進により治癒力がアップするのは、指圧による効果の全てではありません。
指圧の効果の中には、これの他にも
“神経を介した調整効果”
というものがあるんです。
.
どういうこと?と、思ったら
ぜひ続きを読んでください☺︎
↓↓↓
指圧は、身体の深いところに圧を加えることができます。
では、なぜ深い圧が入るといいのでしょうか?
深い圧を入れられるということは、身体に防御反応が起きておらず、押圧刺激を「これは良い刺激だ」と認識し、リラックスした状態になります。
浅い圧であっても、押し方が悪く、身体が「良くない刺激」と認識してしまえば、あれこれと刺激を加えても防御反応によって緊張を起こし、治療効果は低下してしまいます。
皮膚・筋膜・靭帯・関節
浅いところ、深いところ
狙ったところへ「いい刺激」を加え
脳に「これはいい刺激だから、緊張を解いていいよ」と認識させると
過剰に緊張を起こして固まっていた筋肉は解け、痛みが引いていきます。
これと同様に、指圧の技の多くは
刺激によって脳と神経を介し、人体の調整を行うことで痛みを取り除いていくのです。
2025.4.29 | 【5月の臨時のお休み】 5/10(土) 研修のため時短(17:00まで) 5/22(木) 研修のためお休み |
---|
東京都渋谷区恵比寿1−11−6
恵比寿山仁ビル501
JR恵比寿駅 東口より徒歩2分
西口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線 恵比寿駅
1番出口より徒歩4分
10:00~20:00
月曜日