焦っている時、不安な時、不調の時、呼吸は浅く早くなりやすいです。
落ち着いている時、楽しい時、好調の時、呼吸は深くゆっくりな傾向にあります。
これは、精神的な状態が呼吸に影響を及ぼしているために起こります。
過度なストレスで起こる「過呼吸」はその典型的な例のひとつと言えます。
逆に、「呼吸をコントロールする」ことで、精神状態に影響を及ぼすこともできます。
「落ち着け!深呼吸しろ!」なんて聞いた事あると思います。
慢性的な浅く早い呼吸を改善することで、抱えていた不安が軽減された事例は多くあります。
ゆっくり深い呼吸によって、精神が安定して、冷静な判断がしやすくなったり、動揺しにくくなったり、そのメリットは大きいです。
身体的な影響もあります。
・身体の過度な緊張が抜けて、様々な不調が軽減した。
・よく眠れるようになった。
・疲れにくくなった。
ゆっくり深い呼吸ができるようになることで、本当に色々な良い影響があります。
ずっと昔から、世界の様々な健康法で呼吸は重要視されてきたのは、それだけ多くの効果を残してきたからなのだと思います。
もし不調や不安などあったら、ぜひご自身の呼吸を見直してみてくださいね。
次回は、「呼吸法の実践編」をお伝えします☺︎
早くて浅い呼吸は “ちゃんと息を吐けていない” から起こる。
とお伝えしました。
もちろん、それだけではないのですが
しっかり息を吐けることが、非常に重要であることは間違いありません。
では、なぜ息を吐きにくくなるのでしょう?
すごく大雑把に言えば要因は3つあります。
①胸郭(肺を取り囲んでいる鎖骨や肋骨、筋肉など)が固まってしまうため。
普段の姿勢の悪さ、仕事などの繰り返しの動作、足からの歪みなどの影響で、肺を膨らませる胸郭の動きが悪くなってしまいます。
②内臓の硬さ
よくあるのが胃腸の疲れてしまったり、不調によってお腹が硬くなることで、主要な呼吸筋である横隔膜の動きが悪くなってしまいます。
他にも、水分不足やアルコールや薬の服用で肝臓、腎臓が疲弊することもあります。
お腹の硬さは身体全体の動きにも影響するので要注意です。
③精神的な影響
ストレスがかかったり、緊張する場面では、呼吸は浅く早くなりやすいです。
せっかちな性格な人や、仕事など常に何かに追われていたり、気にしていたりする人も呼吸は浅くなりがちです。
これからの要因をできるだけ解決することで、ゆっくり深い呼吸をすることができます。
呼吸法のエクササイズなどで、深い呼吸を身につけていくのもとても効果的な方法ですよ。
次回は、「呼吸が精神面にどう影響するのか」をお伝えします☺︎
呼吸は大事!
というのは誰でも一度は聞いたことがあると思います。
本当にその通りで、呼吸を変えるだけで今ある不調が解消されることもよくあります。
現代を生きる人の多くは、しっかりとした呼吸ができていないので、昔より自律神経の乱れや痛みといった不調が多いのではないかとも考えられます。
しっかりとした呼吸ってなに??
具体的には、
・呼吸が緩やか(呼吸回数が少ない)
・呼吸が深い
この2点が重要です。
よくない呼吸はその逆で、
・呼吸が早い(呼吸回数が多い)
・呼吸が浅い
呼吸は、身体機能の中で、唯一「自律神経支配」を受けながら、意識的にもコントロールできます。
どういうことかというと、寝ている時やぼーっとしている時、呼吸しようと思っていなくても自動的に呼吸してくれているのは自律神経がコントロールしてくれているからです。
でも、自分で呼吸をコントロールもできます。
意識的にもできる!
無意識でもできる!
この二重支配は、身体の機能の中ではかなり珍しいんです。
※血管開いたり締めたり、普通は意識的にできないですよね。
ソワソワしていると呼吸は早くなるし、気持ちが穏やかなら呼吸は緩やかになります。
穏やかで深い呼吸ができるようにすることで、不安感が減少するなど、精神的にも良い影響がでます。
次回、呼吸が肉体的にどう影響するのかをお伝えしていきます。
1日3食は、決して必要ではないとお伝えしてきましたが、その理由は2つあります。
・食べすぎ(特に動物性食品)
・胃腸が休むヒマがない
朝昼晩と1日を通して食べ続けると、胃腸は働き続けることになります。
消化吸収はとても労力が必要なので、ずっと働き続けると胃腸は疲れてダウンしてしまいます(鉄の胃袋の人もいますが)
1日2食にすることは、胃腸が休める時間をつくることになります。
ただ、1日3食でも胃腸が疲れないようにすることもできます。
・動物性食品を食べ過ぎない
・食べる量を減らす
肉や乳製品などの動物性食品は、植物性食品より消化が大変なものが多いです。
消化に時間がかかるということは、それだけ胃腸にかかる負担が大きいことになります。
必ずしも「動物性食品は良くない!」というわけではなく、1日3食消化に時間のかかる動物性食品を食べ続けていると、いずれ胃腸が疲れてお腹が硬くなってしまいます。
食べる量でも同じことが言えます。
1日2食生活でも、1度の量が多過ぎて、しかも消化に時間のかかるものばかりだったら、胃腸は大変です。
しかし、1日3食摂ったとしても、1回の食事量が少なく消化しやすいものであれば胃腸への負担は少なくて済みます。
1日3食しっかり食べなきゃ!
という考えを持っている方が実は非常に多い気がします。
世代が上であるほど、子供の頃から3食しっかり教育を受けてきた可能性が高いです。
しかし、成長期の子供ならともかく、成人の大人が毎日3食しっかり食べてしまうと、エネルギー過剰になってしまう可能性が高いです。
もし食べ過ぎているという自覚があるなら、いつもより少食にしてみてください。
初めはつらいかもしれませんが、身体はどんどん調子が良くなって軽い感覚になってきます。
長期的にみて、少食の方が健康でいられる可能性が高いので、ぜひ試してみてください。
子供の頃に「1日3食しっかり食べましょう」とよく教えられました。
でも、本当に1日3食は必要なのでしょうか?
少なくとも、成長期の子供は、圧倒的に栄養素が必要なので3食は理にかなっています。
でも、大人にとって3食は決して必要とは言えません。
特に運動不足の現代では、3食で必要な栄養素を摂る必要性があまりないのです。
実際、1日2食の人は多いですし、時々1日1食なんて人もいます。
ただ、気を付けてなければならないのは、
「全員に当てはまる正解はない」
ということです。
食事だけでなく、運動でも、睡眠でも、それぞれに合った習慣があります。
これらは全て「ずっと健康でいる」という目的を達成するための手段なので、1日2食が正しい!というのは無くて、1日4食でも健康を維持できるなら「その人にとっては」正しい選択だと思います。
目的と手段を履き違えてしまうと、これをやらなきゃ!という思いが強くなり過ぎて、苦しくなってくるので注意しましょう。
次回は、なぜ1日3食は決して必要ではないのかをお伝えしていきます。
身体に痛みや不調があっても
「まあ我慢できるから別にいいや」と。
何かと忙しい現代では、痛みや不調を放置というより、保留にしている人が多いと思います。
人によっては、明らかに悪い症状が起きても病院にも行かず、何もしないでいる場合があります。
客観的に見たら「なんで病院いかないの!?」ということになります。
なぜ、辛い痛みや不調に対処しないで保留にしてしまうのか?
その理由は、まず単純に忙しいということがあると思います。
しかし、保留にしてしまう理由には、ある考え方や視点があります。
それは。。
"自分のだけ"のこととして捉えているからです。
痛みも不調も、あくまで自分しか感じないですし、まして他人に感染することもありません。
なので、痛くても自分が我慢していれば済むから…。と考えてしまうことがあると思います。
一方で、痛みや不調を放置せず、すぐに対処する方は痛みや不調は嫌だ!ということもあると思いますが、悪化して動けなくなったら周りに迷惑がかかってしまう。
または、痛みや不調で、仕事や運動のパフォーマンスが落ちると困る。という考え方をされていることがあります。
腰痛が悪化して、ぎっくり腰にになったら、数日間動けなくなります。
予定していた仕事ができなくなるかもしれませんし、将来的に脊柱管狭窄症などで歩けなくなる可能性もあります。
↓↓↓
これを強調してやたらに予期不安を煽るのは問題ですが、本人に気付いてもらうことは大切です。
痛みや不調を
・自分のこととして捉える
・周囲や未来も含めて考える
どちらの考え方も必要です。
どちらかに考え方が偏り過ぎると
・痛みや不調を放置し過ぎる。
・予期不安に苛まれたり、周りの事ばかりを気にしてしまう。
ということになる事もあるので、両方の思考をバランスよく持てると良いと思います。
※どちらかというと、保留傾向の方が多いように感じるので、未来や周囲のことも含めて考えられる思考に重きを置くといいかもしれません。
シリーズ最後になる第4回目は
「便秘を治すなら◯◯から」です。
前回、前々回は元気な胃腸をつくるために胃腸の負担を減らす方法をお伝えしてきました。
胃腸の役割である消化と吸収、そして最後に排泄がうまくいって初めて元気な胃腸と言えます。
便秘で悩まれている方は女性が特に多いですが、男性も多いです。便秘と下痢を繰り返す方もいます。
便秘しない元気な腸にするにはどうしたらいいのか?
実は、、
その方法は、すでにシリーズでお伝えしているんです。
「胃」を元気にすることが便秘解消にとても重要です。必須と言ってもいいかもしれません。
なぜ胃が腸と関係しているのか?
人(生物みんな)の消化管は、実は一本の管です。
僕たちがまだ母親のお腹の中にいる頃、身体の中の一本の管が、色々な形に変化していって、食道や胃や腸になっていきます。
つまり、口から肛門まで、もとは同じ。
全て繋がっているんです。
一本の繋がっているものなので、そのどこかの不調は全体に影響します。
例えば、胃が悪いと口内炎や口角炎(口びるの端が切れる痛いやつ)になりやすいと聞いたことはありませんか?
こんな風に、1箇所の不具合が、一本の管の他の場所に影響してしまうのです。
※口に炎症起こして食べにくくすることで、胃を休ませようとする身体の反応だという説もあります。
一本の管の中で「胃」はスイッチの役割をしています。
食べ物が胃に入ってくると消化管のスイッチが入って、大腸は大きく動きます(大蠕動)
そして排便したくなります。
朝ごはん食べるとトイレに行きたくなる人が多いのは、この働きのためです。
しかし、胃の元気がないとスイッチがうまく入らず、大腸が動かないため食べても排便しにくくなります。
つまり、元気な胃が、便秘解消に重要なのです。
胃を元気に保つ方法は、すでにシリーズでお伝えしました。
・食べ物をよく咀嚼する(噛む)→消化が良くなる
・食べない時間を毎日16時間つくる→胃腸に休ませる
これらを行なっていただくことで、少し時間はかかりますが、胃を元気にすることができ、腸も元気になってきます。
これでも効果がでにくい場合には、
・数日間食べる量を減らす
・水分をしっかりとる(1日2リットル)
・よく歩く
これらもやってみてください。
当たり前なことですが、ちゃんとやると効果があります。
さらにストレスは、胃にダメージがきやすいので、ストレスのケアの仕方も重要です。
とはいえ、環境を変えるのは大変なので、まずは自身の生活習慣から少しずつ変えてみてください。
きっと良い結果に繋がるはずですよ♪
シリーズ第3回目は「食事から胃腸を元気にする」です。
食事というと真っ先に頭に浮かぶのは
“どんなものを食べるか?“ だと思います。
もちろん、食べ物の選び方もとても重要ですが、今回はもうひとつの大事なポイントである
“どうやって食べるか?“ をお伝えします!
“何を食べるか“ にくらべ “どうやって食べるか“ というのは意識しない人が多いと思います。
胃腸も生きているので、胃の中に消化すべき食べ物がどのように入ってくるかで、仕事量や働く時間が変わってきます。
働かせ方を間違え続ければ、胃腸は疲れ切って仕事の能率も落ち、具合が悪くなって休んでしまうことだってある。
“どうやって食べるか“ を意識するだけで、負担を減らし、元気に働いてくれる胃腸をつくることができるんです。
前回“咀嚼(よく噛む)“ が大事だとお伝えしました。
咀嚼以外にも大事なことがあります。
それは… 食べない時間を長くとること。
あなたは、1日に物を食べない時間がどれくらいありますか?
ここで言う“食べない時間“ とは、食事と食事の間隔をどれくらい空いているか。ということです。
たいていは夕食〜朝食間が、毎日の中で1番長く食べない時間だと思います。
そして、その食べない時間を16時間ほど空けることが好ましいです。(※飲み物は除きます。)
なぜなら、胃は消化に5〜6時間かかり、消化が終わってからやっと休憩できるからです。
胃が消化しつづけていれば、消化されたものは今度は腸に送られるので、腸も休めなくなります。
休む時間が充分とれていないと、胃腸は次第に疲弊してしまい、消化力が低下して胃もたれしたり、お腹が空かなくなったりします。
疲れた胃腸は硬くなりやすく“お腹が硬い“ 状態になります。
この状態が続くと、硬くなったお腹に引っ張られて、
腰が痛い
腕が上がらない
肩が痛い
脚が重い
などなど様々な症状が起きてきます。
※例えば、万歳する時はお腹が伸びます。お腹が硬いと引っ掛かってしまい、肩に余計に負担がかかります。
でも、食事の時間を毎日16時間も空けられない!という方も多いと思います。
確かに1日3食だと難しいです。
なので、当院では“朝食を抜くこと“ をお薦めしています。
(注)全ての方に当てはまるわけではありません。糖尿病など持病や体質も考慮する必要があります。
どうしても朝食抜きがつらい場合は、朝食を軽めにするとか、消化に良いものにするなど、できる範囲から始めると良いですよ。
数日から1週間ほど続けると、胃腸が元気になってきて、それまで感じなかった身体が軽い感覚がでてきます。
軽い身体を体感すると、もう重たい身体には戻りたくなくなるので、お腹のケアにもやる気が出てきます♪
痛みなく元気に過ごすために、胃腸を元気にしてお腹を良い状態に保つことは、とても重要です。
ぜひ「食事の間隔を空ける」ことで、元気な身体を体感してみてくださいね!
お腹の健康シリーズ2回目の今回は、
「誰でもできる!胃腸を元気にする方法」です。
まず、胃腸は何をするところでしょう?
そうです、飲食物を「消化」と「吸収」します。
※「排泄」はあとのシリーズでお伝えします。
胃腸の不具合で多くの方が真っ先に実感するのは「胃」だと思います。
中でも、胃もたれは特に多く、消化の悪いものや油ものを食べると途端に胃もたれしたり…
食後の眠気や倦怠感もよく見られる症状です。
胃もたれするということは、胃が弱っていて元気がない状態です。
食後の強い眠気や倦怠感も、胃が消化するのにいっぱいいっぱいで余裕がないので起こる反応です。
(いま消化で頑張ってるから、動いて余計なエネルギー使うな!と身体がアピールしているんです)
現代は、大半の人が「過食(食べすぎ)」だと言われています。
1日3食休みなく食べ続けるため、胃腸は常に働き続けています。
胃は、物によりますが消化するのに5時間くらいかかります。
朝ご飯を消化し終えたら、もう昼ごはんがやってきて、次は夕ご飯。。
休む暇なく働いています。
強靭な胃を持っている方はともかく、そんなに胃が強くない人なら、もうクタクタです。
胃の負担を減らすには、
①食べる量を減らす
②食べる回数を減らす
③消化に良い物を食べる
④よく咀嚼(そしゃく)する
特に、④はものすごく大事です。
今回のテーマである「誰でもできる胃腸を元気にする方法」は④であると言えます。
①〜③は食生活スタイルを変えるのはなかなか大変です。
でも、よく咀嚼(よく噛む)して食べるのは、誰でも、今からできます。
よく噛むなんて当たり前だ!と思うかもしれませんが、自覚なくよく噛まないで食べている人がすごく多いんです。
胃もたれしやすい人はぜひ今日から実践してください。
数日経った頃から、少しずつ変化を実感できるはずです。
お腹(内臓)に元気がない状態が続くと、姿勢が悪くなりやすく、腰痛や肩の痛み、疲れやすいなど様々な症状が出ることがあります。
ぜひ今回お伝えした方法で、胃腸を元気にしてあげてください。
こんにちは!
指圧治療院 健朋堂。の酒見です。
今回から数回に分けて「おなかの健康のために大切なこと」をお伝えしたいと思います。
中身はこんな感じです↓↓
①なぜおなかの健康が大切なの?
②誰でもできる!胃腸を元気にする方法
③食事から胃腸を元気にする
④便秘を治すなら◯◯から!
シリーズ第1回目の今回は
「なぜおなかの健康が大切なの?」
みなさんは“おなかの健康”ってなんだと思いますか?
感覚的には “おなかのことが気にならない” ということ。
気になるときって、大抵は具合が良くないときですよね。
でも、具合が良くない状態が慢性化すると、それに慣れてしまって、おなかの状態が良くないことに気づかなくなることがあります。
自覚がないからといって、おなかの調子が良くなったわけではないので、かわりに、疲れやすい、食後にひどく眠い、だるいなどの症状となって現れます。
腕が上がらない、足が重い、腰が痛い、首肩が凝る。といった痛みや動作として現れることも多いです。
なんでおなかの状態でこんな色々な症状が起きるのか??
それは…
おなかには、命を維持してくれている大切な “内臓” があるからです。
おなかの健康=内臓の健康 なのです。
内臓を健康に保つことはすなわち、命を保つことと同じなんです。
次回は「誰でもできる!胃腸を元気にする方法」をお伝えします!!
こんな時ありませんか?
今日はなんだか軽く歩ける!
今日は荷物が軽いな!
それとは逆に
今日はなかなか前に進まない。。
今日はなんだか腕が重い。。
「きょうは…」という感覚。
なぜ起きるのでしょうか?
体調の良し悪し?
昨日食べ過ぎた?
天気の影響?ほかの何か?
どれも可能性はあると思いますが、ひとつ気を付けて欲しいことがあります。
それは “首の姿勢”です。
首の使い方次第で、身体の動きが変わります。
これには、人の身体に備わっている「反射」が関係しているのです。
この反射をうまく使うことで、身体を軽く使うことも、動きのパフォーマンスを上げることもできます。
どんな「反射」かというと
・顔が上を向いている時(顎が上がっている時)
↓↓↓
腕は伸びやすく
脚は曲がりやすい
・顔が下を向いている時(顎が引けている時)
↓↓↓
腕は曲がりやすく
脚は伸びやすい
よかったら実際にやってみてください。
顔の向きで、力の入りやすさが変わるのが体感できるはずです。
四つん這い姿勢でやってみるともっとよく分かります。
日常や運動に当てはめると
歩いて進みたい時
物を持ち上げる時
↓↓↓
顎を引く
ジャンプのしゃがみ込みの時
↓↓↓
顎を上げる
動作に合った首の使い方をすることで、余計な力が要らないので疲労しづらいし、痛める可能性も下がります。
首の使い方と動作が合っていないと、それだけで色々と不具合が生じる可能性が高まります。
ぜひ首の使い方を意識してみてくださいね。
前回は自己治癒力についてお伝えしました。
治るために必要な要素の2つめは「治したい」という想いです。
ん?スピリチュアルか?と思う方もいるかもしれませんが、実はこれ、とても重要なものなのです。
僕の経験上になりますが【治りやすい人の傾向】に
・治療に前向き
・積極的に治す努力をする
・施術者を信頼している
これらに共通しているのは「治したい」という強い想いです。
治したいと思う理由は、人それぞれですが、何としても治したい!と強く思っている方は、本当に治りが早いです。
逆に、「本当に治るの?」「どうせ治らない」など、治療に否定的な思考の方は、本当に申し訳ないのですが、治療効果が出にくい傾向にあります。
もしくは、効果出ているのに、それを実感できないことが多いです。
(※例えば、初めより肩が上がるようになっていても、改善している感覚がないなど)
施術者を信頼してくださっている方も、傾向としては効果がとても出やすいです。
あまり言うとプラシーボだろ!と言われそうですが、僕はプラシーボは悪いものとは考えていません。
むしろ、治療にはプラシーボは必要なものだと考えています。
現代医学の治療薬や手術ですら、プラシーボによる効果を一部享受していると言われています。
(※特に薬は、できるだけプラシーボの影響を排除するべく努力されていますが、完全に排除するのは不可能です。)
患者と治療者
それぞれに「治したい」という強い想いがあるほど、治療成果が出やすいと考えています。
ただ、治す努力を繰り返して、何度も挫折してきた経験がある場合は強い想いを持ち続けるのは難しいと思います。
それでも
もし治療院に向かわれるなら、わずかでも期待や希望をお持ちなのだと思います。
行った先の施術者が信頼できる言葉と、本気の想いを持っているのであれば、ほんの少しでも構いません。
施術者を信じてあげてください。
きっと良い結果が待っているはずです。
怪我でも、病気でも、
治るために絶対に必要なものがあります。
自己治癒力です。
自分が自分を治す力のことを、自己治癒力といって、生まれつき身体に備わっている能力です。
自己免疫力と同じ意味で使われることもありますが、僕は免疫力は自己治癒力の一部であると考えています。
免疫力→内外の"敵"をやっつけます。
自己治癒力→あらゆる異常を正常な状態に戻します。
食べ過ぎて胃腸がもたれても、いつの間にか元気になってまたモリモリ食べられるのは、疲弊した胃腸を自分で治癒しているから。
身体に痛みが起きても、たいていは時間とともに治っていますよね。
それも身体が治癒してくれているからなんです。
自己治癒力は、生物が生きていくために絶対に欠かすことが出来ない重要な能力なんです。
ところが、繰り返しダメージ(負荷)が加り続けると治癒力の許容量を超えてしまい、痛みや不調が出現してしまいます。
ダメージが無くなれば、治癒力でいずれ治るのですが、ダメージの原因に気付かずに、日常的にダメージになることを繰り返していると、痛みや不調は、いつまでも治らず苦しいことになります。
僕たちの仕事である"手技で身体を治す"
というのは、実は治しているのではなくて
「自己治癒力で治ることができる状態にしている」
ということだと僕は思っています。
治してくれるのは、あくまで自分の身体に備わる治癒力。
歪みが酷くなって、治癒力ではカバーしきれず痛みがでている状態
↓↓↓
歪みを整えて治癒力でカバーできる状態にする
↓↓↓
治癒力が働き自分の力で治る
治るための主役は、あくまで自分自身。
自己治癒力なんです。
そして、もう一つ。
治るために必要なものがありますが、それはまた次回にお伝えしますね。
治療を受けた時はとても楽だけど、徐々に痛みが戻ってきた。
これ、多分治療院あるあるだと思います。
でも、なんで元に戻ってしまうのか?
もとに戻ってしまうな理由多くは「生活習慣」にあります。
治療を受けると、身体の歪みが治るので痛みなどの症状は治まります。
でも、、
歪みを起こす生活習慣を続けていると、また徐々に歪みはじめて、痛みが戻ってきてしまいます。
これを解決するためには「歪みを起こす生活習慣」を改善する必要があります。
でも厄介なことに、生活習慣はその名の通り「習慣」なので、自分では気が付かないことが多いのです。
仕事は長時間パソコンで。。
ヒール履いて立ち仕事で。。
なんていう分かりやすいものであれば別ですが、もう一歩奥に原因が隠れていることもあります。
歪みの原因になる生活習慣は、人それぞれ千差万別です。
・テレビやモニターの位置
・飲食物の問題
・スマホの使い過ぎ
なんていうのも原因としてあったりします。
他の要因として、
・治療で歪みがとれていない
・昔の怪我や手術
なども考えられます。
そもそもの話として、痛み(症状)が起きた原因(生活習慣)が初めにあるので、生活習慣の改善は絶対に必要になってきます。
(※怪我や手術が原因の場合は除く)
でも、生活習慣を変えるのは、なかなか骨が折れます。
なぜなら心と身体に染みついているから「習慣」なんです。
ある意味で治療院は、自分1人ではできない生活習慣の改善を、後押しするコーチのような役割もあると考えています。
痛みをとるだけでなく、あなたの健康をサポートする。
そんな治療院でありたいと思っています。
なんだか、童話みたいなタイトルになりました。笑
今回は、ある工夫をすることでパソコン作業による猫背が自然と起きなくなった、というお話です。
この患者様、ぱっと見は姿勢が良さそうに見えるのですが、肩甲骨のあたりの背骨(胸椎)だけ猫背が強く、後ろにこんもりと丸くなっていました。
その影響から腕を上げると痛くててっぺんまで上がらない。
姿勢矯正の施術をすると良くなるのですが、1週間後にはまた猫背に戻ってしまいます。
問診の際に長時間のパソコン作業が主な要因だとは判明していたので、実際に作業をしている姿を見せてもらいました。
(ご自宅での出張施術をしていた頃なので可能でした)
ふむふむ…
「こういう風にできたらいいと思いますよ〜」とアドバイスしたら
なんと、その日の施術後すぐに対策したそうで、この後もパソコン作業は長時間続けていたのに、翌週の施術では矯正したままの姿勢をキープしていたのです。
どんなアドバイスをしたかというと
“モニターの位置を高くする” ということでした。
デスクトップのモニターの位置が低く、覗き見るような姿勢を長時間続けていたために、それが猫背の要因になっていたのです。
このアドバイスから、モニター位置を高くする台座を自作された患者様。
猫背が出なくなったことで身体もラクになり、仕事の能率も上がったとのこと。
さらに能率上げるために、モニター3台のうち、2台を目線の上に移動する予定だそうです。
(ご本人曰く、ミッキーマウスセッティング)
良い姿勢が大事!
というのは、みんな分かっているし、気を付けていらっしゃる方も多いと思います。
でも、意識して姿勢を保つには限度がありますよね。
“意識だけに頼らず、環境を変えることで身体を良くすることもできるんだよ!” というお話、でした。
自分のお腹の硬さって、気にしたことありますか?
人によっては、自分のお腹を触ることはほとんどないかもしれません。
でもお腹って、とても大事なんです。
お腹が無いと生きていけません。
当たり前ですね。笑
お腹の状態は、健康状態の指標になります。
自分はめっちゃ健康!!と思っていても、お腹が硬いなら、ひょっとしたらどこかに不健康のタネが隠れている可能性があります。
健康なお腹は、柔らかくてほどよく張りがあります。
押しても痛くありません。(よっぽど強く押したら別ですが。)
・妙に硬い
・張りが強い
・軽く押しても痛い
これらの状態がみられたら、そのお腹は健康な状態ではない可能性が高いです。
お腹が硬い(張り強い)ということは、身体に何らかの異常を抱えているサイン。
そのため健朋堂。では、腹部の状態には特に注意を払っています。
お腹の硬さそのものが悪影響を及ぼすこともあります。
・腰痛
・腕が上がらないし肩が痛い
・脚が重くて前に出にくい
・姿勢が悪い(猫背)
・首肩のこり
・疲れやすい
などなど、多くの影響が出てくることがあります。
精神的な影響もお腹に出やすく“お腹の健康は、自分の健康そのもの” です。
自身のお腹=自身の健康
ぜひ日頃からお腹の硬さに注意を向けてみてください。
2024.11.28 | 12月の臨時のお休み 12/7(土) 研修のため時短(~17:00) 12/15(日) 指圧学会発表のためお休み 12/26(木) 研修のためお休み |
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