30代 男性 目黒区在住
足底筋膜炎
令和5年1月中旬
6か月前からランニングをはじめ、
毎日5㎞を日課に走っていた。
年が明けたある時、
足の裏に違和感を感じたが、
気にせずそのままランニングに出かけた。
走り始めて少し経って、
突然足の裏に激痛が走り、
ランニングを中止。
歩くこともままならず、
足を引きずりながら帰宅。
激痛は治まったが、
歩く時でも痛みがあり、
普通にあるくことができない。
このままでは走るどころか歩くことも辛いため、
ホームページで当院を見つけて来院。
患者は足の裏に痛みを訴えている。
痛みが出るのは、
・歩行時(怖くて走っていない)
・立っているとき
検査を行う。
足の裏に目立った腫れ、赤みはない。
次に痛みの箇所を確認する。
痛みを自覚する箇所を押しても
軽い痛みがあるが強い痛みはない。
足趾を背屈しながら足底を押してみる。
下図の
マル印の箇所に強い圧痛。
バツ印は弱い圧痛。
検査と問診から、
足底筋膜炎であると判断し治療を開始。
歩行時の痛みをペインスケール「10」とした。
<治療>
内臓調整、下肢血流調整。
腸腰筋弛緩調整。足趾調整。
足底への圧痛が半分くらいに減少。
歩行時のペインスケール「5」
患者には、
完治に必要なことを2点伝える。
①回復に必要な時間を確保するため、
次回来院まではランニングは行わないこと
②内臓への負担を減らすため、
水分摂取は十分に行うこと。
1週間後に来院するよう伝え、
治療終了。
前回から1週間後の来院。
患者から、
「歩くときの痛みはほとんどない。足の裏の違和感はまだある」
とご報告。
歩行時の痛みが無くなったため、
ペインスケールを足底の圧痛に変更。
前回の圧痛を「10」とした。
今回来院時は「3~4」
<治療>
内臓調整、下肢血流調整、腸腰筋調整。
足趾調整。下腿アライメント調整。
ペインスケール「3~4」
と変化はみられないが、
周囲のわずかに圧痛を自覚していた箇所の
圧痛が消失。
はげしい痛みがなくなったため、
足趾のセルフケアを伝え、
毎日行うよう指示。
次回1週間後に来院するよう伝え、
治療終了。
前回から1週間後の来院。
「前回治療してもらったあとから足裏の違和感がなかったので走ってみたら、300mくらいで違和感がでてきたので中断した。」と報告。
日常生活ではまったく違和感も痛みもないとのこと。
足裏の圧痛部位が中央やや前側(経穴の湧泉)にのみあり。
<治療>
内臓調整、下肢血流調整、腸腰筋調整。
足趾調整。下腿アライメント調整。
足裏の圧痛はほとんど感じない程度に減少。
跳ねたりつま先立ちなど治療室内で再現できる痛みなし。
経過をみるため、
再度走ってみるようにお伝えし、治療終了。
その後、走っても痛みがでないと連絡あり。
そのまま治療終了とした。
今回のM・Hさんの症例は、
痛みが発症してから2日後に来院してくださり
すぐに治療が開始できたことが早期改善につながりました。
足底筋膜炎は
安静第一と言われますが
安静して治まっても
動くとまた痛くなる
を繰り返します。
それは
足裏の問題ではなく
股関節や足首の歪みだったり
内臓疲労による回復力の低下だったり。
完治させるには
安静だけでは足りないことが多いです。
M・Hさんのように
痛みが出てすぐに治療開始できたのは
本当に良かったです。
慢性化したことで
数か月、数年間痛みに悩まされる方も
いらっしゃいます。
それだけ
長期間何度も繰り返していると
改善に時間がかかるようになってしまうのです。
安静にしながら治療するのが理想ですが
事情によって安静が困難な場合は
運動継続しながらの治療も可能です。
もしお悩みでしたらすぐにご連絡ください。
全力で治療にあたらせていただきます。
2025.4.29 | 【5月の臨時のお休み】 5/10(土) 研修のため時短(17:00まで) 5/22(木) 研修のためお休み |
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