8ヶ月前に発症してから様々な所で治療を受けるも
なかなか良くならなかった五十肩が
当院の7回の治療で改善した事例です。
50代 女性 さいたま市在住
左肩の五十肩(肩関節周囲炎)
<通院回数>
計7回
<通院頻度>
週1回
8ヶ月前に左肩が痛みとともに上がらなくなり
病院で五十肩の診断を受ける。
病院での治療を受けていたが良くならず
左肩を動かすと痛みが強く
夜間痛もあって日常生活に支障が出てきた。
鍼灸、整体に通って痛みが引いてきたが
肩の可動域は良くならず腕は上がらない。
新型コロナに感染したのをきっかけに痛みが悪化。
有名なストレッチ治療の専門院に通ったが良くならず
インターネットで都内全域を検索したところ
当院のホームページを見つけた。
ストレッチ治療が激痛だったため
今度は痛みの少ない治療を受けたいとのことで
当院への通院を決めた。
来院時、夜間痛はないが可動域限界近くから痛みがある。
特に外転は上がりにくく痛みが強い。
・屈曲(前方挙上)140°
・外転(側方挙上)80°
・伸展(後方挙上)10°
左手が右肩まで届かず
ふとした動作で痛みが起こる。
痛みの部位の確認を行う。
<痛み> 上腕後側から肘にかけて
腕を後ろに引くと
痛みは左肩の前側に出たり後ろに出たりする。
10代の頃に側弯症のため
脊柱固定手術を行なっていて
脊柱の可動域が著しく制限されている。
一通りの神経根検査は陰性。
問診、検査から
左肩のインピンジメントによる
動作時痛と可動域制限と判断。
治療を開始する。
<治療>
上肢の神経促通2パターン、下肢の神経促通、
頚椎調整、肩の調整
痛みがでない範囲で治療をおこなった。
可動域 屈曲 150°
外転 90°
伸展 20°
まずは痛みを取り除く治療を行い
その後可動域を広げるための治療に移行することを
説明し同意をいただく。
前回から1週間後の来院。
「左手が右肩にぎりぎり届くようになりました」と報告いただく。
<治療>
上肢の神経促通2パターン、下肢の神経促通、
頚椎調整、肩の調整
左肩の可動域 屈曲 150°
外転 100°(他動)
伸展 30°
椅子姿勢で神経促通治療中に貧血症状が起こり
臥床での治療に切り替えた。
体質や症状によって貧血が起こることがあるが
全く問題ないことを説明する。
前回から1週間後の来院。
「腕組みがやりやすくなってきました」
と報告いただく。
<治療>
上肢の神経促通、下肢の神経促通、
頚椎調整、肩の調整、胸椎調整
左肩の屈曲 150°
外転 100°
伸展 30°
可動域の変化はあまりないが、
可動域内での動きがスムーズになってきた。
前回から1週間後の来院。
「日常生活で痛みはないです。左手をついて起きあがろうとすると痛みます。」
と報告いただく。
<治療>
上下肢の神経促通、肩の抵抗運動
頚椎調整、肩の調整、胸椎調整
左肩の屈曲 160°
外転 110°
伸展 正常
痛みがなくなったため肩の抵抗運動を開始。
あまり変化のなかった外転可動域が改善した。
前回から1週間後の来院。
「普段の生活では不便はなくなって来ました。意識的に左手を使うようにしています」
と報告いただく。
<治療>
上下肢の神経促通、肩の抵抗運動
頚椎調整、肩の調整、胸椎調整
左肩の屈曲 160°
外転 110°
伸展 正常
可動域に変化はなし。
セルフケアを追加で伝える。
前回から1週間後の来院。
「左腕を外に上げると少し前に逃げるけど上げやすいです」
と報告いただく。
<治療>
上下肢の神経促通、肩の抵抗運動
頚椎調整、肩の調整、胸椎調整
左肩の屈曲 170°
外転 170°(やや前方に逃げる)
伸展 正常
インピンジメント治療中に左肩がパキッと鳴り
以降可動域はほぼ正常になり痛みもない。
右肩の巻き肩が気になるということで調整行う。
前回から1週間後の来院。
「日常の不便は全くないです」
と報告いただく。
<治療>
上下肢の神経促通、肩の抵抗運動
頚椎調整、肩の調整、胸椎調整
左肩の屈曲 170°
外転 170°(やや前方に逃げる)
伸展 正常
痛みはなく可動域も左右差はほとんどないため
左肩の治療は終了とした。
H .Tさんはいくつかの治療を受けて
それでも改善しなかったために
もう五十肩は治らないんだとなかば諦めていらっしゃいました。
当院に来る前には
強い刺激で痛みに耐えてストレッチ治療を受けていたこともあり
当院の刺激の少ない痛みのない治療で本当に治るのか?
不安に思っていたはずです。
しかし少しずつ変化が出てくるにつれ
H.Tさんの気持ちが前向きになり表情も明るくなって来ました。
あまり変化が出ない段階でも忍耐強く通院される姿勢が
最終的な改善につながったのだと思います。
良くなられて本当に良かったです!
今回、五十肩の事例としては
かなり早期に改善しました。
当院に来る前にもいくつもの治療を受けておられ
他院では最終的な改善まで持っていけなかったものの
改善の下地ができていたのだと思います。
もし仮に初めから当院に来ていたら
もう少し改善に時間がかかっていたはずです。
他院で改善し切らなかった理由は
筋の働きが戻っていなかったからです。
肩の炎症や関節の挟み込み(インピンジメント)は
やや残っていましたがそれ以上に
神経の流れが悪く筋肉の働きが弱かったことが
五十肩が治り切らなかった要因でした。
五十肩は人によって様々な症状や進行具合が出るので
筋肉、関節、神経など多面的に治療することが必要なのです。
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