片麻痺の改善報告

３０代　男性　江東区在住

右被殻出血後遺症・左片麻痺

令和４年９月中旬

８か月前に右被殻出血を発症。

手術直後は左半身を全く動かせなかった。

リハビリをとても頑張った結果

杖と足装具で自立歩行できるまでに。

退院後は訪問リハビリを利用し

自分でも歩く機会を増やして頑張っていた。

数か月リハビリを続けいるが

それ以上の改善する様子がないため

何か良い方法がないかインターネットで探し

片麻痺の改善症例のある当院を見つけた。

治療の内容など電話で問い合わせ

納得できたため来院を決めた。

来院時、４点杖と足装具を装着しての歩行。

装具なしでも立位は可能だが

左足が内反しているため

足底が地面につくのに時間がかかる。

左腕は肩、肘、手首、指が屈曲状態。

無理やり伸ばすことはできるが硬い。

自力で動かせるのは上腕をわずかに持ち上げる程度。

疾患名は「右被殻出血による片麻痺」

いわゆる脳出血のひとつで

出血部位によって疾患名が変わり

出現する後遺症にも違いが起きる。

T・Kさんは装具なしでの歩行を目指しているため

・足首の内反の改善

・足首の背屈(つま先を上げる)

を目指すことで同意を得た。

椅子に腰掛けた状態で

「どれくらい足首を背屈できるか」を

判断基準とした。

初回確認時では足首の背屈はゼロ。

＜治療＞

上肢の神経促通、下肢の神経促通

臥床での下肢の持ち上げ、屈曲が

明らかに軽く素早くなった。

T・Kさん自身も驚いてとても喜ばれました。

足首の背屈は変化なし。

神経の働きを維持してあげていくために

①１か月間は週２回通院すると効果的であること

②可能な限り素足で過ごし皮膚刺激を増やすこと

この２点をお伝えし同意を得て治療終了。

前回から二日後の来院。

「足の軽さは維持できています。歩行がずいぶん早く楽になった。」

と報告いただく。

左足首の背屈は変化なし。

＜治療＞

上肢の神経促通、下肢の神経促通。

足の神経促通。

促通施術中は左足首の背屈がわずかに行えた。

立位での足の接地が良くなってきたため

今までより早く足踏みができるようになってきた。

前回から３日後の来院。

「法事で家族と遠出は心配だったけど足が軽いままで何とか歩くのに付いていけた」

と報告いただく。

足首の背屈１０°ほど可能。

＜治療＞

上肢の神経促通、下肢の神経促通。

足の神経促通。

２０°ほど背屈できた。

いきなり軽々背屈できてご本人も驚いた。

繰り返し背屈すると徐々に動かなくなってくる。

前回から３日後の来院。

「自宅内では装具なしで歩いています。外出はまだ装具つけています。」

と報告いただく。

足首の背屈１０～２０°

＜治療＞

上肢の神経促通、下肢の神経促通。

足の神経促通。

足首の背屈２０°程度軽い力で行えた。

装具なしの立位もバランスは安定している。

とりあえずの目標であった

足首の背屈ができるようになったため

この状態でまずはリハビリを頑張ってみるとのことで

一旦治療終了とした。