【症例】あらゆる治療を受けたが良くならなかった原因不明の背中の痛みが改善

４０代　男性　渋谷区在住

左の背中の痛み、首の痛み、腰痛

＜来院回数＞

４回

＜来院頻度＞

１週間に１回

１０年以上前から首や肩の痛みがあり

５年前に病院で頚椎ヘルニアの診断を受けている。

症状が出るたびに

マッサージや鎮痛剤でだましだまし過ごしてきた。

定期的に鍼灸治療を受けているが

最近になって徐々に背中と首の痛みが増してきて

デスクワークに支障がでるほどになった。

通院している鍼灸院やカイロプラクティック

病院や整体にも行ったが症状は良くならなかった。

困っていたところ

インターネットで当院を見つけ

椎間板ヘルニアの治療を多く手掛けていることから

当院への通院を決めた。

現在の症状を確認する。

じっと腰掛けていると首、肩、腰の痛みが増悪する。

歩行などの全身運動は問題なし。

首は、後ろに倒したり、傾けたりすると痛む。

左肩は、動作痛は特にない。

頚椎関連の徒手検査を行う。

ジャクソンテスト　陰性

ライトテスト　陰性

痛みを自覚する部位には過度な筋緊張がみられるが

圧痛はあまりみられない。

頚椎の可動域はほぼ全方向に制限があり、

後屈、左右回旋、側屈には動作痛がある。

検査結果から

頚部の過度な筋緊張から痛みが起こっていると推測し

治療を開始する。

＜治療内容＞

上肢の神経促通、首の神経促通

左背中痛のペインスケール「１０→５」

全く変わらなかった左の背中の痛みが減少した。

首の可動域も全方向で改善し動作痛が減少した。

首肩の痛みを優先してほしいとのことから

腰痛の治療は今回は行わなかった。

前回から１週間後の来院。

「首と背中の痛みはあるけど、前より楽になっています」と報告いただく。

＜治療＞

上肢の神経促通、首の神経促通、下肢の神経促通

左背中のペインスケール「８→３」

長時間のデスクワークは続いているため

症状の戻りがあったが痛みは順調に減少している。

腰痛の治療も追加した。

前回から１週間後の来院。

「左肩の痛みは気にならない程度になった。腕を動かすと右の肩甲骨の内側が痛む」

と報告いただく。

＜治療＞

上肢の神経促通、首の神経促通、下肢の神経促通

左の背中のペインスケール「３→１」

首の全方向の動作で痛みがなくなった。

右肩甲骨の痛みも解消した。

前回から１週間後の来院。

「左肩、背中は痛みわずかにある程度です。右肩はまだ少し痛む」

と報告いただく。

＜治療＞

上肢の神経促通、首の神経促通、下肢の神経促通

左背中のペインスケール「２→１」

日常の支障にならない程度に痛みが減少。

デスクワーク時の姿勢と身体の向きに癖があるため

その注意点を伝えて治療を完了とした。